【アロマの歴史】古代エジプト文明から使われていた⁉

こんにちは!

小林浩大です。

 

皆さん、アロマの歴史についてはご存じでしょうか?

 

前回、「アロマテラピー」と「アロマセラピー」の違いについてお話したので、今回はアロマの歴史についてお話しようと思います。



アロマテラピーという言葉は、1937年に発行された「aromathérapie(芳香療法)」から使用されるようになったとお伝えしました。

【豆意識!?】アロマテラピーとアロマセラピーの違い - 小林浩大のアロマのある生活🌿

 

ですので、最近できたものと思われがちですが、実はミイラがつくられていた時代から植物の力は知られ、暮らしの中で親しまれていました。


紀元前3000年、古代エジプトではすでにミイラをつくるための防腐剤としてミルラやフランキンセンスといった、香りのする樹脂が使われていたそうです。
*ミルラは、スモーキーな香りでやや薬草のような、土っぽいような匂いがします。
フランキンセンスは、漢方としても使用されています。

スッキリする香りで紹介したミントもこの時代のお墓から発見されているそうです。

また、クレオパトラはバラの香りをこよなく愛し、花を入浴や香水に使っていたのも有名な話です。

 

古代ローマ時代になると、ギリシャの医師ディオスコリデスが600種類以上の植物を紹介した「マテリア・メディカ」を記しています。



11世紀には、医学者が芳香蒸留水(高温の水蒸気でアロマを抽出する方法)を製造。別名アロマウォーターと呼ばれ、医学に応用しました。


17世紀になると、それまで錬金術のなかで発展してきた精油の蒸留法が、ヨーロッパの香料産業で実用化されました。

 

近代になると、西洋医学や薬学が大きく進歩し、芳香療法は目立たなくなります。
しかし一方で、1960年代にはフランスの生科学者マルグリット・モーリーが、自然の力で心身の健康と美容を高める、という新しい考えを提唱。
この時、「アロマセラピー」という言葉が使われるようになりました。

 

日本でも阪神淡路大震災のあった1995年に、被災者の心のケアとして、アロマセラピーが急速に紹介され広まりました。現在では多くの人が知るところとなっています。

 

 

このように、アロマは古代エジプト文明から使用され、人々の生活の中に取り入れられていました。

現代に生きる私たちも、植物の力をうまく活用してみませんか^^

 

 

小林浩大