【香りの力】香りがもたらす3つの作用
こんにちは!
株式会社インテンション・メソッド
代表の小林浩大です。
雨が続いていますが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
以前、気分をスッキリさせてくれるペパーミントをご紹介しましたが、
https://ko-dai77.hatenablog.com/entry/2020/06/17/
【アロマ】ジメジメ梅雨の強い味方!ミントの香
「香りを嗅ぐことで気持ちが変化してリラックスすることはわかるけど、体調も変化するの?」と思う方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は香りがどのように体内へ伝わるのかご紹介いたします。
そもそも香りとは?
香りは分子として空気中に存在します。例えば、香水や精油のビンを開けると、ふわっと立ち上る香りは、この分子がビンから飛び出したことで起こります。
ビンから出た香りの分子は、空気中から鼻や皮膚を通って体内に入って行きます。
主なルートは3つです。
1つ目は、鼻から脳へ行くルート
空気を鼻から吸い込む事で分子が鼻の中に入り、鼻の中にある粘膜に取り込まれます。そして嗅細胞に伝わり、香りの分子は電気信号に置き換えられて一気に大脳へ届けられます。
脳に届くことで、人は「いい香り」や「嫌いな香り」というのを判断します。なかでも、記憶力や感情、免疫系、ホルモン分泌などをつかさどる部分に届くため、香りを嗅ぐ事によって、心の状態、体の免疫機能やホルモンの調整をする事ができるのです。
2つ目は、鼻から肺や内蔵へ届けられるルート
呼吸で体内に取り込まれた分子は、肺の肺胞、粘膜、血管壁を通って血管内に取り込まれます。このとき、気管から肺胞に行く時に香りの分子は肺の粘膜を掃除して行きます。これが呼吸器のトラブルに働きかけます。
咳がひどい時に、スーッとする香りの塗り薬を塗布した事がある人もいるのではないでしょうか。呼吸が楽になって寝つきが良くなりますよね。
3つ目は、肌から血液に取り込まれるルート
香りの分子はとても小さいので、経皮吸収と言い、皮膚から吸収され血管に入って行きます。その後は全身を巡り、老廃物の排出を促したり、免疫機能を向上させたりと様々な作用をもたらしてくれます。
エステ等で、アロマオイルでマッサージをするのは、この3つ作用が全て機能している状態と言えるので、リラクゼーションやデトックスにはぴったりです。
このように、香りには心はもちろん、体までも癒す力がきちんと備わっているのです。
小林浩大
【アロマの歴史】古代エジプト文明から使われていた⁉
こんにちは!
小林浩大です。
皆さん、アロマの歴史についてはご存じでしょうか?
前回、「アロマテラピー」と「アロマセラピー」の違いについてお話したので、今回はアロマの歴史についてお話しようと思います。
アロマテラピーという言葉は、1937年に発行された「aromathérapie(芳香療法)」から使用されるようになったとお伝えしました。
【豆意識!?】アロマテラピーとアロマセラピーの違い - 小林浩大のアロマのある生活🌿
ですので、最近できたものと思われがちですが、実はミイラがつくられていた時代から植物の力は知られ、暮らしの中で親しまれていました。
紀元前3000年、古代エジプトではすでにミイラをつくるための防腐剤としてミルラやフランキンセンスといった、香りのする樹脂が使われていたそうです。
*ミルラは、スモーキーな香りでやや薬草のような、土っぽいような匂いがします。
*フランキンセンスは、漢方としても使用されています。
スッキリする香りで紹介したミントもこの時代のお墓から発見されているそうです。
また、クレオパトラはバラの香りをこよなく愛し、花を入浴や香水に使っていたのも有名な話です。
古代ローマ時代になると、ギリシャの医師ディオスコリデスが600種類以上の植物を紹介した「マテリア・メディカ」を記しています。
11世紀には、医学者が芳香蒸留水(高温の水蒸気でアロマを抽出する方法)を製造。別名アロマウォーターと呼ばれ、医学に応用しました。
17世紀になると、それまで錬金術のなかで発展してきた精油の蒸留法が、ヨーロッパの香料産業で実用化されました。
近代になると、西洋医学や薬学が大きく進歩し、芳香療法は目立たなくなります。
しかし一方で、1960年代にはフランスの生科学者マルグリット・モーリーが、自然の力で心身の健康と美容を高める、という新しい考えを提唱。
この時、「アロマセラピー」という言葉が使われるようになりました。
日本でも阪神淡路大震災のあった1995年に、被災者の心のケアとして、アロマセラピーが急速に紹介され広まりました。現在では多くの人が知るところとなっています。
このように、アロマは古代エジプト文明から使用され、人々の生活の中に取り入れられていました。
現代に生きる私たちも、植物の力をうまく活用してみませんか^^
小林浩大
【豆意識!?】アロマテラピーとアロマセラピーの違い
こんにちは(^^♪
小林浩大です。
今日は、アロマテラピーとアロマセラピーの違いについてお話します!
どちらも耳にするけど違いを聞かれるとよくわからないな…という人や、どっちが正しいの?と思う人もいるのではないでしょうか。
実はフランス語と英語の違いなんです。
アロマテラピー
(仏:aromathérapie)
(英:aromatherapy)
「アロマテラピー」は1937年にフランスの科学者、ルネ=モーリス・ガットフォセの著書「aromathérapie(芳香療法)」から使われるようになりました。
フランスで香料を使った療法の「アロマテラピー」が始まり、イギリスに伝わって精油を希釈し、エステやリラクゼーション要素が高い「アロマセラピー」と呼ばれるようになりました。
ですので、表面上はフランス語か英語かの違いだけと思われがちですが
本当の意味としての違いは
アロマテラピー:医療(治療)が目的
精油を飲み薬や塗り薬などに比較的高濃度で使用するため、フランスでは医師が治療の一環として取り扱っています。
アロマセラピー:美容やリラクゼーションが目的
精油を植物油に希釈してのマッサージや芳香浴などに低濃度で使用し、人間本来の状態に戻す手助けをしてくれると考えられています。
日本においては、1990年以降、フランス語の「アロマテラピー」よりも先に、イギリスの「アロマセラピー」が伝わり認知されるようになりました。
「セラピー」は「セラピスト」という言葉があるように、何らかの方法を使って人の心を癒やすための施術を行っていくことをいいます。
私もそうですが、主に医療の現場で働く人にとっては「セラピー」という言葉の方がなじみが深いこともありそちらの方が定着しているようです。
今回は、アロマテラピーとアロマセラピーの違いについてお話ししました。
個人的には、元となったフランス語読みのテラピーの響きが好きなので、このブログでは「アロマテラピー」で統一させていただきます。
小林浩大
【アロマ】ジメジメ梅雨の強い味方!ペパーミント
こんにちは!
小林浩大です。
今年もやってきました!梅雨!!
ジメジメベタベタ…(*_*;
湿気で髪の毛がクルクルになってしまったり、洗濯物の部屋干し等でニオイが気になる人も多いのではないでしょうか。
湿気の多い梅雨は、「なんとなく体がだるい…」「やる気が出ない…」など、心身ともに疲れが出やすい季節です。
また、在宅勤務が続いていて、憂鬱な日々を過ごしている人もいるかと思います。
こんなときは、スッキリさわやかな香りがおすすめです!
今回は、梅雨の不快感や憂鬱な気持ちを切り替えてくれる、リフレッシュにぴったりなペパーミントを紹介します。
ペパーミントはスーッとした香りで、主成分のメンソールが多く含まれており、清涼感が強いのが特徴です。
鎮静作用として、痛みの緩和やイライラ・集中力が切れやすい時などに心を落ち着かせ、前向きな気持ちにしてくれます。
クールダウン効果もあり、香りを嗅ぐだけで涼しくなれるので、蒸し暑さで眠れないときに香りを広げてみるのも◎。不眠を解消し深い眠りに導いてくれます。
また、優れた抗菌作用により、ジメジメした梅雨のニオイ対策や、呼吸器系のトラブルや鼻づまり、虫よけとしての効果も。
…そういえば、実家にいたころはミントを栽培していたため、よく畳の雑巾がけの際にバケツの水の中にミントを入れて掃除をしていました。
~使用方法は簡単~
【しみこませて使う】
ペパーミントのエッセンシャルオイルをハンカチなどの布、またはティッシュに1~2滴たらして枕元やマスクの内側にセットするだけ。
※香りが強いため、初めてつかう方は少量から試してみてください。
私は偏頭痛持ちなので、痛み緩和のために枕元に置いて寝ることがありますが、頭がスッキリして楽になります!
【アロマスプレー】
ジメジメ解消、清涼感が欲しい時や、肌にも使える虫よけスプレーとして。
[材料] ドラッグストア等で簡単にそろえることができます。
・スプレーボトル
・無水エタノール 5ml
・ペパーミントエッセンシャルオイル(精油) 10滴程度
・精製水 45ml
[作り方]
1、ボトルに無水エタノールを入れます。
2、エッセンシャルオイルをたらします。(肌の弱い方は量を減らしてみてください)
3、精製水を入れ蓋をし、よく混ぜます。
4、完成!!
そのほか、浴槽に2~3滴たらしてアロマバスなんかも、これからの暑い夏の時期にはおすすめです。
ペパーミントの香りで、快適に梅雨を乗り越え、心も身体もスッキリしてみてはいかがでしょうか。
小林浩大
【自己紹介】はじめまして。
皆さんはじめまして!
小林浩大と申します。
私の好きなアロマについてと、日々の気づきや出来事を書いてみよう!とブログを開設しました。
元々、群馬県の病院で言語聴覚士として働きながら、仕事の幅を広げたい!と様々な分野のセミナーに参加をしていた時期があり、その一つにアロマがありました。
アロマセラピーとは芳香療法といい、香りを嗅いだり、皮膚から取り入れることによって、美容や心身の健康維持に役立てられる自然療法です。
私自身も香りに助けられた経験があるので、皆さんの生活の一部に取り入れる事で、何かお役に立てる事があればと思います。
簡単にできるマッサージや香りの楽しみ方の提案を次回から書いていきます!
どうぞよろしくお願いします。
小林浩大(^O^)